雲母書房
書籍詳細

クスリも鍵もいらない介護
痴呆性老人の生活ケア

松林誠志 【編・著】
1,800円(税込:1,944円)
痴呆/認知症
A5判 / 並製
248頁
2001年06月15日
978-4-87672-096-5
4-87672-096-7


単なる「業務」としての介護ではなく、様々な試行錯誤の結果、なんとか居心地のよい雰囲気を醸しだし、お年寄りが安心してその日を過ごせるような介護術を紡ぎだしている人たちの実践が満載。

まえがき


T 痴呆性老人と家族  松林誠志
呆け老人をかかえる家族の会
  呆け老人との出会い
  呆け老人のケアは家族が担っている
  社会から孤立する家族
  アドバイスが難しい痴呆老人のケア
  「家族の会」は多様な情報の源
呆け老人との関わり術
  とらえどころのない呆け
  介護のゆとりはどこから生まれるか
  介護者に対する視線
  呆け老人を看合う
家族のニーズを見極める
  問題は見えにくい
  本来の支援とは
  家族への間接的ケア
痴呆性老人と生活する
  役割と存在価値
  いま、ここに居るために
  身についた習慣を重んじる
  育った街に生き続ける

U 施設における痴呆の生活ケア  坂本宗久
呆け老人との出会い
お年寄りの寂しさの由来
痴呆現象をどう捉えるか
「暮らしを支援する」という意味
生活リズムの切り替え
身体の問題をさぐる
「関わり」を見直す
環境も重要なファクター
プライベートな空間を保障する
情緒を重んじる
オプション
個別に見ることで介護力をつける
ケアチームの包容力

V 痴呆性老人の素顔


「今」と「ここ」で安らぐように  竹本匡吾
妄想に振り回される
Aさんの世界の一員になる
無理に解決しようとしない
お年寄り同士がもつ調整力

「痴呆」という言葉の危うさ  徳増知子
この方が「重度」というなら
周囲への配慮の確かさ
身内ほど痴呆の程度を増幅させる
他人だからこそもてる余裕

パワフルじいちゃん  三井健史
行方不明の常連
面接ではわからなかったこと
初めての脱走
脱走対策あれこれ
家族の協力
荒れる年末年始
誰のための投薬なのか
ほりゃ1人がええ
家族の背景
外泊が興奮を加速する
痴呆診断センターというところ
おおらかに脱走する
改善せず

呆けても安住できる町  高戸谷千志美
保健婦という仕事
Kさんとの出会い
自己満足の世界?
突然のお別れ
痴呆ってなんだかよくわかりません

関係づくりの困難さ  毛利雅英
在宅介護支援センター出勤
説得しなければ通じないのか
まず関係づくりから
あんたは上手やな
離床をめざす
奥さんの介護を軽減する
悲しい出来事
リハビリとは、ケアとは

スタッフも満足できるように  高橋多生
意気込んで就職したものの
精神科看護にはないもの
最初からハメをはずす
まず自分が満足できる仕事を
「のど自慢」に出る
家族をうごかす

家族介護の困難と支援  中井孝幸
最初の担当
車での徘徊
主体性の目覚め
浮気しているんじゃない
若い女性の効力
やっぱり家で看たかった
QOLとは

「業務」ではない介護をしたい  飯島龍一郎
だれのための施設か
硬直した日常
借家さがし
利用形態の広がり
痴呆のおばあさんたちとの日常
稲荷台ホームのケアプラン
あらためて気がついたこと
再びIさんとのこと
「徘徊」とつきあう
生活に参加するということ
温泉が出たんで入りませんか?
稲荷台ホームの楽しみ
スタッフは年寄りに選ばれる
稲荷台ホームの存在意義



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